8月の豪雨災害にともない、八代市の災害ボランティアに参加しました。この日は病院から3名が参加し、うち2名は医療班として現場を回りました。飲み物の提供や、健康チェックを行い、ボランティアの方々の体調管理に努めました。あいにくの雨で、いつもよりボランティアの参加者は少なく、活動現場も6か所と控えめでしたが、次の日には80名がボランティア参加予定とのことでした。定期的にボランティアに参加されている方が、初めての人に積極的に声をかけていて、みんなコミュ力高く、自然に打ち解けている様子が印象的でした。
ホワイトボードには「災害から81日目」と書かれていました。今年は連日の猛暑が続きましたが、大きな事故もなくボランティアセンターのみなさんが乗り越えてこられたことは本当にすごいことです。猛暑の中での作業は体力的にも厳しく、また水害の場合にはカビなどによる2次被害も深刻です。
2020年の7月の芦北の水害のボランティアに参加した時のことを思いだしました。高齢のご夫婦が住む世帯でしたが、家の中に物がとても多く驚いたのを憶えています。高齢のご夫婦だけではとても片付けられない物の量でした。何度も処分してもなかなか減らず、その家に詰まった歴史や人生の重みを感じました。
今日は雨のため気温も低かったため、体調不良になるボランティアの方もおらず、無事活動終了することができました。
ボランティアセンターには応援メッセージもたくさん寄せられていました。最近では同時多発的に災害が発生していることもあり、ボランティアの人数が足りなかったり、あまりの猛暑にボランティアも集まりにくくなっているようです。
私たちは熊本県民医連として交代で参加していますが、何度もボランティアに足を運ばれている方々には、本当に頭が下がる思いです。被災者のみなさんにそっと寄り添うボランティア活動、私たちもそんな存在でありたいと感じました。「今度は作業で参加しようね」と話しながら帰りました。